時間が足りない

 やることはあるのにやる気が出ない。

 

いや、こう書くと多少は語弊がある。やりたいことへのやる気は今それなりにある方だと思っているが、このブログとか習慣としてやっている事に対してのやる気というのが湧いてこないのだ。

 

とはいえ、一度始めた習慣を途中で投げ出すと落ち着かないし、「アレやってないよな今日・・・」と自責の念に苦しめられる要因になってしまう。

 

時間のかかる習慣を1日の中に増やせば増やすほどに、自由に使える時間そのものは目減りしてゆく。普通の人間であれば学業や仕事で8時間前後、それに睡眠8時間を合わせて16時間。学業や仕事もそうだが、睡眠時間は妥協できない。

人間は毎日8時間前後の睡眠を取らないとしっかりと脳も体も休めない。ここを妥協すると、いずれ伸び切ったゴムのように擦り切れて心も体も壊れるだけ。

 

そうして考えると16時間。1日に使える時間というのは残り8時間しかない。

飯風呂トイレで2時間は使うと仮定すれば、もう6時間しかない。

そこから買い物したり、やるべき事があると1日の時間はさらに減ってゆく。

無論、たまの休日が来れば学業や仕事の時間は浮くわけだが、毎日そんな時間があるわけでないし、友人との付き合いの時間だってあるだろう。

 

こうしてみると人間、何か目標があって努力しようと時間に対して向き合おうとすると、1日の中で使える時間は自ずと限られてくる。

 

自分は10代や20代の頃、時間というものを軽視していた。

いつまでも20代でいるような錯覚の中で生きていた。そうして気付けばもう30を過ぎている。今でこそ時間というものに向き合えてはいるが、気を抜いていると初心を忘れそうになることもある。

 

1日24時間というのは嘘だ。生きているうちにその24時間のなかで自由に、自分のためだけに動かして使える時間は6~8時間程度しかないのだ。

SNSやアプリゲーム、youtube等に傾ける時間が増えれば増えるほど、使える時間というものは擦り減ってゆく。

 

大きな目標を持った時ほど、今をきちんと見つめて生きていたいものだ。

時間は驚くほどに早く、速く進んでいき、いずれは自分を取り残して行こうとしてしまうものなのだから。